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*尾形慶子様は4月7日に出馬辞退を表明されました。インタビューは4月5日のものです。

*太田敏光様は文書でのご回答です。

​名古屋市長選候補者インタビュー全文

2021年4月25日に行われる、名古屋市長選の候補者の方々に幹部3人でインタビューをさせていただきました!!

この企画の目的は、SDGsの観点でどのような方針を持っているのかを私達が発信することで、自分達の市とSDGsの関係を意識してもらう、また、投票する時の1つの判断材料にしてもらう、そして若者が選挙にいくことを促進することです。

​ご快諾いただいた、河村たかしさん、横井利明さん、太田敏光さん、尾形慶子さん(届け出順)本当にありがとうございました。

河村 たかしさんインタビュー

 

part①SDGs

 

Q.1 今、最も達成が求められているSDGs目標は何だとお考えですか?

A.1「質の高い教育をみんなに」だと思う。発展途上国では、学校建設だけでも質の高い教育になるが、

名古屋は「1人の子も死なせない名古屋」が目標。子供が1人も自殺しないようにするのは当然のこと。

そのために学校が楽しくならなければいけない。子供達が好きなことをやり、それを大人が応援する。

日本の教育は国連から4回勧告を受けている。子供が勉強ばかりを重視されて可哀想だという状況。教育の根本を変えなければならない。教育の「教」の部首である「のぶん」は、鞭の象形文字。教育とは鞭で

叩いて言うことを聞かせるという意味。「education」をどう訳すかの論争があり、大久保利通は西洋に

負けないよう鞭で叩いて化けさせるという意味で「教化」、福沢諭吉は鞭で叩くものではないと考え「発育」と訳した。最終的には、一文字ずつとって「教育」とした。「education」の語源はラテン語で外へ(可能性を)引っ張り出すという意味。日本の子供さんは真面目で大変そうだけれど、テレビで見るアメリカやヨーロッパの子供達は非常に楽しそう。もっと好きなことをしてほしい。本当は高校入試を廃止にしたかった。高校入試は塾のためにあるのではないか。高校入試がある国は少ない。6年間楽しんで遊びながら勉強し、好きなことを見出す。「education」の本質に立ち直る。

 

Q.2「質の高い教育をみんなに」を達成するために具体的にどんなことを行われる予定ですか?

A.2 アメリカには教科の先生と、進路などの相談をするスクールカウンセラーがいる。どうしたら子供の挫折をなくせるか。大切なのは人生を応援するスクールカウンセラーの養成。アメリカでは教育学部で養成している。現在、全中学校で常勤のスクールカウンセラーは200名ほど。今後は小学校にも増やしていきたい。7年で相談件数は10万を超え、子供の数は3万を超えた。それでも死んでしまう。現在、「一人の子も死なせない名古屋」という公約は残念ながら果たせていない。もう一つは自己調整学習。自分たちで3学年くらいでチームを作り、あることについてタブレットを用いて調べる。自分で考え、プレゼンする。

 

Q.3 SDGsは2030年に達成するのを目標としていますが、コロナによって飢餓や貧困などの問題は遅れてしまいました。どのように対応していきますか。

A.3 経済学が発展してまだ良かった。不景気になるとお金が回らなくなり、さらに不景気になる。そこで、仕事を途切らせないようにアメリカや日本は投資をしている。そのようなお金を使う精神でやっていき、企業を守っていくことが大切。また、お金を借りない世の中で、銀行が潰れるのを防ぐため、政府や名古屋市はお金を借りている。経済学を理解して、投資や借金をすればアフターコロナも大丈夫。

 

Part②環境

Q.1 木の伐採は地球温暖化につながります。なぜ建築に木材を活用していくのでしょうか。

A.1 環境問題については両方の意見を聞かなければいけない。グレタちゃんも頑張っているけれど、武田邦彦さんは自身の著書で「森林を放っておくと、木が朽ちていく過程で二酸化炭素が放出されるため、森林が二酸化炭素を吸収するのは嘘だ」と言っている。なので、計画的に使っていく。また、林業もあり産業なしには生きられない。

よく再生可能エネルギーを使うというのは良いけれど、二酸化炭素を出さないとなると原発につながってしまう。もとは、イギリスの炭鉱労働者がストライキしたのを黙らせるために火力発電の代わりに原発でやろうとしたのが始まり。環境を大切にするなら原発もいけない。一方的に森林は二酸化炭素を吸収して良いことばかりだというのは間違っている。武田邦彦さんの本を読んで両方の立場から考えると良い。

 

Q.2 公約には経済発展での項目が多かったり、カーボンニュートラルも自動車産業に敬意を払った上でとしていますが、環境と経済発展の両立はどのように図っていくのですか。

A.2 人類の最大のテーマ。カーボンニュートラルと何も分からずに宣言することは簡単。戦争で名古屋の街は地獄を見た。しかし、産業界の発展、特に自動車産業で幸せに暮らせるようになった。名古屋港の貿易黒字は去年まで7兆1千億あり、今年は6兆1千億だった。そうなると、自動車産業には敬意を払わなければいけない。アメリカの排気ガス規制により、日本の自動車産業は潰れると言われていたが、ホンダがどえりゃあ努力した。最近はトヨタのプリウス。簡単にいくものではない。カーボンニュートラルを目指すのもいいが、電気自動車は意外と不便だと言われている。ハイブリットだと良い。ヨーロッパは日本の自動車産業が憎たらしくてしょうがない。向こうの戦略に乗ってはいけない。国益のために戦っている。電気自動車はヨーロッパの思う壺。日本の産業が潰れてしまう。

 

Q.3 自動車産業に敬意を払いながらどのように環境保護を行うのか。

A.3 プリウスなどのハイブリット。ガソリンと電気の両方を使う。また、水素など、新しい自動車の技術に投資する。より良いものをより安く作っていく。

しかし、産業で日本がやっていけなくなったらこんな優雅なことは言っていられない。

 

Q.4 公約にある高齢化を見据えたゴミの分別収集方法とは具体的にどのような方法ですか。

A.4 歳をとると、瓶や缶を持って歩くのは危ない。きちんとやると大変なので、ほどほどにしておく。家の前に置いて回収していく方法だと高齢者に優しいけれど、お金がかかってしまい難しい。なので、そこそこの分別方法の方がお年寄りには良い。現実を見据えた話。何でも税金でやればいい話ではない。

 

Part③ フェアトレード

Q.1 名古屋市はフェアトレードタウンに認定されていますが、フェアトレードを促進させるために何が必要だとお考えですか。

A.1 自由貿易は弱肉強食。共産主義でなくても成功しているのは、お金儲けだけで無く、社会のために

どう役に立っていこうかという考えも出てくるから。名古屋の自動車は東南アジアでよく売れている。東南アジアはお客さん。フェアトレードの商品は少し高いかもしれないが、お客さんが作っているものだから買っていかないといけない。そうしないと、植民地のようになってしまう。名古屋の人は「自分たちが幸せに暮らせているのは、自動車産業とそれを買ってくれるお客さんのおかげだから、お客さんに喜んでもらおう」という精神を持たなければいけない。

 

Part④ 最後に

Q.1 私たちのような若者に対して期待していることはありますか。

A.1 教育において教えられるのではなく、自分たちで考えること。自分たちで考え、大人は子供の決めたことに従う。そうすると、本当にどうすればいいのか考えるようになる。アメリカでは小学校から原稿なしでプレゼンを行う。名古屋では、まだ2、3回しかやってない。日本は価値観が入ってくる歴史は教えない。歴史について価値観が関わる問題を考えると自立してきて、選挙にもいくようになる。今は議員の給料が高いため、稼ぐ方が大事だと言って民主主義を否定している人もいる。

探究的なプログラムを学校のカリキュラムに入れているところも。先生の考えを変えなきゃいけない。教える教育ではなく、考えさせる教育にするべき。そして、高校入試を無くすことで価値観についても話すようにするべき。「学校は楽しければいい。予備校があるから。」と、アメリカのカウンセラーも言っていた。

 

横井 利明さんインタビュー

Part①SDGs

Q.1 今最も達成が求められているSDGsの目標は何だとお考えですか。また、その目標を達成するためにどのようなことを行う予定ですか。

A.1 地球温暖化のこともまだきちんとした目標も立てられていない。2050年の気候変動の目標があるから、2050年に向けてとにかく目標を作っていく。しかし2050年といったらまだ30年も後で、そんな先の話をしていると結局何もできない。だから、2050年に向けて目標を立てるのと同時に、2050年までにどのようにアプローチをしていくのかという中間目標を作る。公約の中では2030年目標としている。9年後の目標を作ることで確実に行っていく。

もう1つはジェンダーフリー。名古屋市も検討はしているが、ジェンダーフリーについての条例や要項など何も決まったものがない。これについてもこれから決めていかなければいけない。

温室効果ガスの問題もそうだし、その他の問題で手付かずのものもたくさんある。特にコロナで議論が止まってしまった。まず今は命を助けないといけないのでコロナのことは全力でやりつつ、コロナ後を見据えて進んでいかなければならない。

 

Q.2 SDGsは2030年に達成するのを目標としていますが、コロナ禍において遅延傾向にあるものについてどうお考えですか?

A.2  遅れたこと

・「貧困をなくそう」

裕福な国とそうでない国でワクチン接種に差が出た。遅れたところと進んだところを分析して取り込んでいく。

コロナで逆に進んだこと

・「質の高い教育をみんなに

日本では小・中学生全員にタブレットを配るという政策が進み、自宅にwi-fiが無い人でも、自治体が貸して家庭でも学習が出来るようになった。

・衛生思想

手洗い、うがい、マスクの着用などが世界的にされるようになった。

・リモートでの仕事

zoomを使って離れている人と連絡を取り合うことで、現地まで車や飛行機を使わずに済んだ。これは温室効果ガスの削減に大きく役立った。

 

Part②環境

Q.1公約の中に地球温暖化対策を経済成長につなげるとあったが、そのために具体的にどのようなことを行いますか?

A.1新たな産業の構築。電気自動車や再生可能エネルギーは研究が進んだことで新たな産業となっていった。それと同じようにSDGsを新たな産業とする。名古屋市として財政的な支援を研究機関(NEDOなど)にして研究開発センターを名古屋に誘致出来れば、新たな雇用が生じ経済が動く。

自治体が投資するだけでなく、企業にも投資を促進させ経済を動かす。

お金の流れを抜本的に変える。コロナ禍でお金を貯めていても誰も救われない。このコロナの時代だからこそお金は動かす必要がある。例えば、命名権の売却。そのように社会全体や自治体の機関全体で税金を使わずに身軽にして、そのお金を生活に困っている人など必要としている人に使う。

アセットマネジメントなどの行政改革によってもお金を生み出す。

 

Q.2 温室効果実質ゼロ宣言を行うそうですが、そのためには温室効果ガスを大幅に減らす必要があります。企業、家庭からの排出は具体的にそれぞれどのように抑えるのですか。

A.2  温室効果ガスの2割が家庭で8割が企業。家庭も大きな比重で企業はもっと大きな比重。企業の方にも大きなお願いをしていかなければいけない。例えば国の方でも電気自動車ということを進めている。省エネやクールビズなどできることからやっていく。家庭でいうと皆さんきっと2台分の冷蔵庫を持っている。冷蔵庫は非常に多くの温室効果ガスを出しているので、冷蔵庫の2台目などそういったものはお願いして台数を減らしてもらう。さらに、温室効果ガスの排出が非常に大きいのが給湯器。お風呂や洗面に使われる給湯器に対してはお風呂をまとめて入ってもらうなどを家庭に求めていくことになる。そして、企業で言うと何よりも人材育成。誰がリーダーシップを取ってやっていくのか、そのリーダーシップを取っていく人材を社会全体で育成する必要がある。その人がリーダーとなって企業や家庭の中で温室効果ガスの削減のために努力していくことが必要。

学校においても環境教育は必要。公約を作るにあたって環境団体と意見交換した。相当勉強している人が社会の中にいっぱいいる。そういった方々を行政の中心部に持っていき引っ張っていってもらう。名古屋市の温室効果ガス削減を検討する中心部に環境団体の方々に入ってもらう。

 

Part③フェアトレード

Q.1 名古屋市はフェアトレードタウンに認定されていますが、フェアトレードを促進させるために何が必要だとお考えですか。また、何か政策を行う予定はありますか。

Q.1 発展途上国の方々の多くは農業従事者。その方々の暮らしを劇的に変えるには一定の賃金が必要。

名古屋市はすでにフェアトレードタウンに認定されていてそういう取り組みもしているし、社会の中で

フェアトレードに取り組む方々もいっぱい出ている。そういった支援をしっかりとしていかないといけない。そして、一番は啓発活動。何でもいいから海外の安い物を買うことに走りがちだが、その安いものの裏には働くことをかなり強いられている方々がいっぱいいる。正当なお金で買うべきという啓発活動がいる。(実際にどえりゃあWingsも5月8日の名城公園での世界フェアトレード・デー・なごやというイベントに出店する。このことについて)皆さんぐらいの人たちがそう言った活動をすると社会的にインパクトがある。是非頑張っていただいきたい。我々も協力する。皆さんの意識改革がいる。皆さんに発信してもらって、名古屋市全体の意識が変わるように。正当な価格ではないものを買うとその裏で方々が苦しんでいる。そのことを多くの方々に伝えていただければありがたい。

 

Part④最後に

Q.1「若者が運営に参画する、社会貢献につながるシステムを構築する」とありますが、私たちどえりゃあWingsのような学生団体にはどのようなことを期待していますか。また、どのような取り組みで学生団体に協力していきたいですか。

A.1 通常社会の中で若者が社会に参画するシステムって何もない。何かやろうと思ってもその仕組みがないから、結局なかなか社会に出れない。私の家のそばの公園に作ったバスケットコートでは、今、土日になると何百人も集まってバスケットボールをして遊んでいる。その公園の運営·清掃·啓発は10代20代の若者が中心になってやっている。管理、ネットが破れていたら取り替えるなど。そういった活動できる仕組みを大人があえて作ることによって、社会参画してもらっている。皆さん方も自分たちだけでやろうと思ってもなかなかできない。お金がないとか人が集まらないとかルールや規制があるとか…。若者が1から10までやるのではなく、例えば周りの大人が1だけやる。その中で活動していく。1番大切なのは一定のお金と規制緩和。それがないとなかなか子供だけでは難しい。そこで若者が活動する中で課題を整理していってもらえればより多くの若者が社会に参画する。実際にバスケットコート以外にも若者の社会参画の仕組みを今作っている。どえりゃあWingsのこと応援するからね。

 

尾形 慶子さん(*)インタビュー

Part① SDGs

Q.1 名古屋市で達成が求められているSDGsの目標はなんだとお考えですか。また、そのためにどのようなことを行う予定でしょうか?

A.1 名古屋は地球温暖化対策が進んでいない。機材も家も車も温暖化対策対応にするマーケットが広がっていて、温暖化対策が仕事になっている。そんな社会を目指す。

元来、日本の家は風通しがよいが近年の夏の暑さではクーラーが必要である。家に断熱材を採用することで、暑さを遮断し涼しさを保てるので、リフォーム等のタイミングで市として助成金などを出して推進していく。

他にも、ゴミを減らす取り組みを行いたい。ペットボトルのデポジット制度(ペットボトル商品に値段を上乗せし、ペットボトル容器を返すとその分のお金が返ってくる仕組み)を導入したい。生産者が生産者責任として回収まで行えると良い。

また、日本の水道水は安心安全で名古屋も水道局が安全性の確認を行っているので安定してるが、日本で水道民営化が導入されようとしているのでその危険性を調べている。

 

Q.2 コロナ禍により遅延傾向にあるSDGsの目標はなんだと思われますか?また、どのような立ち直りを図りますか。

A.2 私自身は環境と女性をテーマに掲げていて、コロナも気候変動も環境破壊が原因だと思っている。環境を守ることが大事。名古屋でもできることをやっていきたい。環境破壊は先進国にも回ってくるので地球規模で取り組んでいきたい。気候変動、生物多様性、水や森や山などを自然を守るために都会である名古屋は何ができるか。また都会では働き方や都市づくりの項目が並ぶが、基本は生物多様性や自然環境があり、その上に社会や経済、文化があるのでその基礎を破壊しては何もできない。

 

Q.3 公約に「市職員の女性管理職を20%に」とありますが、今年は14.5%で前年より0.3%しか増えていません。どのように増やしていくのでしょうか。

A.3 これは、とても簡単な話で、優秀な職員の中に候補者がいてその中から管理職になる人を選べばいいだけ。能力があるかないかで人事のお役人さんが決めているというが、なぜか女性が少ない。これは選んでいないだけ。女性職員自体の割合は40%弱。比例すれば女性管理職もそれだけいてもおかしくないのに半分しかいない。女性は育児休暇、残業ができないなどが理由。対策として、無駄な仕事を減らし、残業自体をなくすこと、男性も育休を取れるようにすること、そしてあえて女性を選ぶことをあげる。社会的弱者が有利な、男性社会の中で女性が活躍する社会にしたい。今でも、女性は給料が男性の6割しかない、出世しにくいなどの困難がある。プライベートの時間を男女ともに取れる働き方を。そんな社会が進むよう私たち大人が頑張る。

Part②環境

Q.1 同じく公約にある「プラスチックフリーと生ごみの堆肥化」について教えていただきたいです。

A.1 プラスチックフリー:デポジット制度の他にも、ゴミ袋を値上げする、またはゴミの有料化。消費者に負担がかかると買わない・買えないので、小売業や生産者がゴミの回収やリサイクルの負担をする。現在、容器リサイクル法がありプラスチックや紙の容器は、メーカーが負担しているリサイクル協会に持っていっていることをもっと広げる。ゴミの収集は自治体がやっており、住民の税金がかかっているので、小売業や生産者がやるべき。商品に値段を上乗せするのか、ゴミ袋を値上げするのか制度的にどうするかを考えていきたい。

生ゴミの堆肥化:私が家で行っている、段ボールコンポスト(段ボールに腐葉土と生ごみを重ねていくと1ヵ月ほどで生ゴミが分解され堆肥となる)などを店で出るゴミで行うなどして、大都会で消費地の名古屋のゴミを減らしたい。また、規模が大きくなれば、発酵するときの熱で発電ができたり、メタンガスを作ることがあるので、放出をせずに回収して燃やすことで発電ができる。

 

Q.2 私達の世代は、授業で「持続可能な社会」という言葉や「地球温暖化」について学んできましたが、尾形さんと同世代の方々は持続可能な社会に対してどのような意識を持っているのでしょうか?

A.2 私達は高度経済成長期を謳歌してきた世代で、自然もエネルギーも浪費し公害も発生させて市民運動で抑えてきた世代。原発も作ってきた。

私の場合、洗剤が海を汚すこと、自然やダムを守る人のことも知っていたが自分は関わっていなかったのですが、東日本大震災の福島原発問題で環境に関心を持つようになった。それまでは、広島や長崎の核爆弾、原子爆弾で犠牲を出したので「戦争は反対。核爆弾は嫌だけど原子力は平和利用だ」と思っていた。原発問題で考えが変わり原発をなくす運動を始めた。「持続可能性」という言葉が広まってきてはじめて知る人が多かったと思う。地球温暖化について、自分が活動し始めたのは2年前。みどりの党では原発問題には取り組んでいたが、ヨーロッパの緑の党やグレタ・トゥンベリさんなど若い人たちが気候変動に取り組みだしたのをみて、意識するようになった。こんなにも大変な状況になっていたことを知り驚いた。皆さんのような若い世代には、学業や仕事があるため、私達の世代は自分達の世代の責任として取り組んでいかなければならないと考えている。

Part③フェアトレード

Q.1 名古屋市はフェアトレードタウンに認定されていますが、何か政策を行う予定はありますか。

A.1 有機食材を給食に使う。有機野菜は作付面積が少ないので生産が少なく、有機農家を増やさなければならない、時間がかかるという課題があり、少なくとも地産地消は進めていきたい。また、海外からの輸入品はフェアトレードであるかを確認したい。また、家畜・畜産品なら、動物福祉に配慮されているか、魚類なら乱獲を避ける形で漁がされているかを確認したい。児童労働がされていないか、環境に配慮して作っているか。このようなことを現在、名古屋市では確認していないと思う。

Part④最後に

Q.1 私達どえりゃあWingsのような学生団体にはどのようなことを期待していますか。

A.1 まず、私達の世代が若者の未来を壊すようなことをしてきたことが、本当に申し訳ない。現状を知らない大人に知らせて大人も責任を持って取り組んでいかなくてはならない。私が若い世代から学んだように、皆さんの活動で大人を動かすことができると思う。小さな活動でも、積み重なれば、大人の目を開かせることができる。ライフスタイルを変えるのは心や考えや呼びかけだが、制度を変えるには政治を変えるしかない。選挙権を持つようになったら、次は選挙という形で動いていただきたいと思う。

太田 敏光さん(*) インタビュー

Part①SDGs

Q.1 名古屋市で今最も達成が求められているSDGsの目標は何だとお考えですか。また、その目標を達成するためにどのようなことを行う予定ですか?

A.1     分かりません。

 

Q.2  SDGsは2030年に達成するのを目標としているが、コロナによって飢餓や貧困などの問題は遅れてしまったという意見に対してどう考えていますか?

A.2      仕方がないと思います。

 

Q.3     ばっちり公共事業をやるというのは、SDGsの観点からして、どの分野でのものでしょうか?

A.3 川の木を切る

  ・相生山緑地の緑地保全

  ・天白公園西の山の緑地保全

Q.4    元トヨタ自動車会社員だそうですが、SDGsに積極的に取り組む会社で学んだことで行政に活かしたいと思うことはありますか?

A.4 会議室等使わぬ時は消灯する。

Part②フェアトレード

Q.1   名古屋市はフェアトレードに認定されていますが、フェアトレードを促進させるために何が必要だとお考えですか?また、何か制策を行う予定はありますか?

A.1   分かりません。予定はありません。

Part③若者に期待すること

Q.1 私達どえりゃあWingsのような学生団体や若者にどのようなことな期待をしていますか?

​A.1     行政との情報交換、協働

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